このような症状でお悩みではありませんか?
・歩くと、股関節の違和感や痛みがでる
・股関節がつまった感じがする
・股関節の痛みで靴下が履きづらい
・足の長さに左右差があるように感じる
・足を開く動きが辛く、あぐらをかきづらい
股関節の構造
股関節は、大腿骨の先端にあるボールの形をした大腿骨骨頭と、骨盤側で骨頭の受け皿になる深いお椀の形をした臼蓋との組み合わせでできた、いわゆる球関節です。正常な股関節では、寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込むことで関節を安定させています。股関節には、普通に歩くだけでも体重の3~4倍の力がかかるといわれています。この力を支えられるよう、股関節は筋肉や腱などで全体を覆われており、安定性を保ったままいろいろな方向に動かすことができます。
股関節の機能を正常に維持するためには、関節の骨に負担をかけすぎないようにしながらも、まわりの筋肉を常に鍛えておくことが非常に大切です。
股関節は、体の中でも人間の動作に深く関わり、繰り返し使用する部位です。股関節には、体を安定させたり、関節内で起こる摩擦や衝撃のダメージを減らすための優れた機能が備わっています。股関節内の2つの骨の表面は、軟骨という2~7mm厚の水分の多いクッションの様なもので覆われています。また、股関節は関節包という袋に包まれ、その中は関節液と呼ばれる液体で満たされています。関節液は、関節を滑らか に動かす潤滑油の役割を果たすと共に、軟骨に酸素や栄養を与えています。
関節包
滑膜/滑液
軟骨
筋肉
股関節のまわりは様々な筋肉や腱に囲まれて補強されています。
股関節を動かすための筋肉は次のように大別されます。
屈筋
股関節を上に曲げるための筋肉
大腰筋、腸骨筋、縫工筋、 大腿直筋、恥骨筋
伸筋
股関節を伸ばすための筋肉
大殿筋、半腱様筋、半膜様筋、 大腿二頭筋
外転筋
股関節を外側に曲げるための筋肉
中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋
内転筋
股関節を内側に曲げるための筋肉
大内転筋、短内転筋、長内転筋、 薄筋、外閉鎖筋
外旋筋
股関節を外側にねじるための筋肉
梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、 下双子筋、大腿方形筋
こうした組織が股関節を支え、安定した動きを与えています。
治療法
痛みの強い場所にいきなりグイグイと揉むことはありません。必ずしも痛いところが悪いわけではありません。
周りの筋肉をほぐし、ゆるめていくことで痛みの改善につながります。
当院では患者様の状態を把握し、それに合った処置、治療を行っていきます。
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